幼児教育は、将来の親ガチャ問題を解決できる

「親ガチャ」という言葉を耳にされたことはありますか?2021年9月中旬頃から、「親ガチャ」という言葉を、ネットニュースやワイドショーなどで触れられることが増えました。派生語として、「国ガチャ」という言葉も生まれてるようです。

photoACより

「親ガチャ」とは、カプセルトイの「ガチャ」をなぞらえ、若者たちの間で流行している言葉だ。お金を入れてカプセルが出てくるまでは中身の商品が分からない状況を人生に重ね、「子どもは親を選べない。どういう環境に生まれるかは運任せ」という、どちらかといえば否定的な意味合いで使われている俗語

https://news.yahoo.co.jp/articles/269e19dd3ff621eb6c487bc1f3c50b8be115f6b0

つまり、親の職業、年収、学歴、教育的志向などによって、人生が決められるとうことです

例えば、東京大学が2018年に実施した「学生生活実施調査」P101によると、回答者の約60%以上が「年収950万円以上!」となっています。また、構成労働省の報告令和2年度賃金構造基本統計調査」の学歴別に見た賃金によると、男性では、大学院 465.2 千円、大学 391.9 千円、高専・短大 345.5千円、専門学校 309.3 千円、高校 295.0 千円となっている。女性では、大学院 404.3 千円、大 学 288.3 千円、高専・短大 258.0 千円、専門学校 263.4 千円、高校 218.0 千円となっている(この金額にはボーナスが含まれないようです。)
つまり、大学院・大学卒業は約400万円、高校卒が約300万円となります。

ちなみに、カツオは学歴が高いほどよいとは考えていませんが、大学院で研究員として働き始め、「あらためて」気づいたことは、大学院を卒業した人は基礎学力が高い、また、思考力も高いと感じています。

親の学歴が低くても問題ない!

(カツオ自身は学歴コンプレックスをもっています。ですから、)学歴主義ではないのですが、東大や京大に入学させた親の経験談なんかを読んだりしていると、「6歳までの生活が勉強好きかどうかを決める」というような文言をよく見ます。

これは、早期幼児教育をしなさい!と、言っているわけではありません。

カツオは、自然体験活動の指導者です。遊びたいざかりの子どもたちに、「習い事」をすすめるつもりはありません。
ちなみに、そして、あえて言うなら、、おすすめの習い事

○:音楽教育、体を動かして楽しめるダンス、競技ではないスイミング、競技ではない体操
△:サッカー、野球、武道、
✗:英会話(日本語も習熟していないのに必要かな?)、幼児教室、プログラミング

独断と偏見です。いずれも、本人が「やりたい!たのしい!」なら問題ないと思っています。

幼児を育てるのには、親の学歴は関係ありません。
ほとんどお金もかかりません。
1週間に1回程度、子どもとゆっくりとお散歩に行く。2時間くらいの時間をとっていただければいいなぁ。と、思っています。そして、子どものペースで歩き、子どもが関心をもったものに、一緒に関心してあげるだけです。
「あれなぁに?」:「なんだろうね?(図書館や家で)図鑑で調べてみようか?」(知ってても決して教えない)


お散歩中に、親がしてはいけないことは、「スマホを触る」「退屈な態度をとる」「早く!」「危ない!」「おじさんに叱られるよ!」と、口にすること。

そして、、子どもの好奇心をつぶさないようにすることです。「汚いからダメ!」はダメです。苦手な虫も、我慢しましょう。
ちなみに、娘が歩き始めた時の頃、外の世界をしらないので、当然好奇心いっぱいで、何でも触っていましたが、道に落ちていた「ウンコ」だけは、「やめておこうね」と諭しましたが、、本人は納得していなかったと思っています。

親や先生の役割は、いろいろと教えるよりも、好奇心をつぶさないようにし、「なぜ」に付き合ってあげたり、自ら調べ、わかる喜ぶ機会を作ってあげることです。

小さな失敗が必要なのです

つまづいても、少々の切り傷ができても、大事なことは「小さな失敗」をたくさんすることです。

人間は失敗を糧に気づきます。先日の「森の子ども園」:保育園や幼稚園を対象とした自然体験活動での一場面ですが、森に来るのが7回目となった年長の子どもたちの発言で「長靴を履いてくればよかった」というのがありました。何気ない発言でしたが、この日は晴天で、放射冷却で朝方に冷え込んだので、散策路の草が朝露で濡れていたのです。天気が良かったので、運動靴で来ていた子どもたちの靴は朝露で濡れ、靴下まで染み込み、冷たく、気持ちわるい思いをしたのです。親や先生が先回りをして、「冷たく、気持ちが悪い思い」をさせないように、「長靴を履いていきなさい!」というのは簡単ですが、気づきや発見は生まれなかったことでしょう。

小さな失敗は、命には別状がない、大怪我をしない、トラウマになるほどの大きな精神的ダメージを受けないそんな失敗です。

やさしい大人ではなく、少しボーッとした大人の方がいいのかもしれません。

現実には、1週間に1回、2時間の時間が取れない方もいらっしゃられると思います。お散歩を大事にする保育園を利用したり、登園の際に歩いたりとかでカバーできないでしょうか。他に良いアイデアがあれば教えてください。

親ガチャと言わせない幼児教育は日常の中にある

子どもとのコミュニケーションが大事です。
日々大事にしてもらいたいコミュニケーションは、「教えようとする」ことをできるだけやめることです。先回りして子どもたちの考えたり、気づいたりする場面を取り除かないようにすることです。
「考えさせる」「気づかせる」「小さな失敗をする」「問いかける」「どう思う?」 このようなキーワードを意識ししましょう。

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