コロナ禍に負けない秋! 園児らの外遊びに注意したいポイント3

森に行きたくない理由第1位:虫

カツオの感覚的アンケートで、先生や保護者が「森に行きたくない」理由第1位は、『虫』です。里山は生物の多様性が豊かな場所ですので、『虫』もたくさんいます。

ハッチョウトンボ


虫といっても、カブトムシなどの甲虫や、バッタ目、トンボ目、チョウ目、カメムシ目、ハエ目など多種多様です。もちろん、カブトムシなど子どもたちに大人気の昆虫を嫌がられる方も少なくはありませんが、、

大人にも子どもにも嫌われ度ナンバー1は、蚊やハチですね。

夏の森は、蚊やハチが多いと想像できますよね。

蚊って、いつまで発生するかご存知でしょうか。
蚊の種類によって生態はさまざまですが、森にいるのは、たいがいが「ヒトスジシマカ」です。ヒトスジシマカは、寒さに弱く、成体のまま越冬できず、卵で越冬します。
そのため、メスの蚊が産卵をするため、哺乳類などの血液を吸血する必要があり、

秋になると活発的に吸血行為をします!

一般的なイメージでは、10月頃になると、「蚊はいなくなる」と思われがちですが、カツオのイメージでは、むしろ活発に活動する!です。9月〜10月の気候は、人間にとっても、蚊にとっても、動きやすい季節なのです。そんな時期に活動をやめるわけがないです。

蚊が活発に動くのは、25〜30度だそうです。逆に15度以下になると、ほぼ活動を停止するそうです。先に投稿した「ポイント2」の過去の天候を見てみると、2020年で、日中の最高気温が15度を切ってくるのは、11月第2週目からです。

カツオの父は、「11月の暴れ蚊」とよくいってました。
吸血できていないため、産卵ができない、メスの蚊があわてふためでき、「冬になる前に。。。」吸血しようと、ラストスパートをかけてくるのです。

余談ですが、35度に近づくと、活動が鈍くなり暑さから避けるように、木陰などに潜んでいるそうです。

蚊から身を守る

まずは、服装から。。
長袖・長ズボン:「暑い時期なのに、長袖・長ズボン?」「防寒のため?」と勘違いされる方が多いですが、虫(特に蚊)や、植物から体を守るためです。手首・足首まで隠れるものを選びます。7部丈、8部丈を着用するくらいなら、半袖にしましょう。
靴下:長ズボンを履いていても、足首を刺されることが多いので、『通常丈」の靴下を選びます。ショートソックスは不可ですよ。
首周り:首周りには「手ぬぐい」か「バンダナ」を軽く巻きましょう。タオルではないのは、タオルがマフラーの代わりになってしまうからです。手ぬぐいを巻くのは、蚊対策だけでなく、多少なりとも「マダニ」対策になります。

防虫の観点からの補足
カツオの経験では、、防虫系アロマオイル、携帯蚊取り線香、携帯できる防虫剤(どこでも○ープとか)いろいろと利用してきましたが、一番効果のあるのは、虫よけスプレーです。
虫除けスプレーは、バリアーのようなものではなく、虫から見て人間を、透明人間化させるようなもののようです。スプレーがかかっていないところは、虫から見えてしまうようです。

虫よけスプレーの利用で難点が何点か
1:薬事法
虫除けスプレーといえど、薬事法に抵触するため、指導者が園児らに使用できません。(保護者の指示で、園児が自ら持参して、自ら使用するのは問題ありません)
2:ディート
虫除けスプレーには、ディートという成分が含まれています。ディートの濃度が高いほど、虫よけ効果は高いです。
アメリカにはディート成分30%含有なんてのもあると聞いています。。と、この直後に、ECサイトで調べると、国内でもディート30%配合(国内最高濃度配合!!)がありました。
車好きにの方はご存知だと思いますが、ディートはプラスティックを溶かします。
ディート成分の濃度が高い、虫よけスプレーを、「曇った」ヘッドライトにかけて、ウエスで拭き取ると徐々に透明度が増します。(ただし、きれいになった後に、クリアーでコーティングしておかないと、もとにもどっていきます。)

虫よけスプレーの効果的な利用の仕方とは、
衣服にかける
肌に直接スプレーをしてもいいのですが、汗などで流れることも少なくないので、短いスパンで塗り直しが必要になります。そこで、カツオは衣服にかけるようにしています。肌にかけるよりも、体に負担が少なく、効果時間も長いと思っています。
顔に、スプレーをかけるのは気が引けますので、カツオは(ハット型の)帽子のツバの裏側にスプレーしています。これ、意外に効果ありです。ぜひ、ためしてみてください。

SUZUMEBACHI

「蚊」以外にも、気をつけたい虫はたくさんいます。「イラガの幼虫」「アオバアリガタハネカクシ」「ムカデ」などなどいますが、

一番気をつけたいのは、「スズメバチ」です。

スズメバチには様々な種類がいますが、地中に巣を作る「オオスズメバチ」と、雨のあたりにく、樹木の洞や、オオスズメバチと同じように樹木の根本のあたりに巣をつくりますが、巣の規模が大きくなると、樹上にもつくったりするようです。

9月、10月は、スズメバチが活発に動く時期です。繁殖期になり、新たな女王が生まれるため、働き蜂は神経質になり、凶暴化し巣に近づくものを威嚇したり、攻撃したりします。

スズメバチで一番怖いのは、地中に作った巣に気づかずに、近づいたり、巣を踏み抜いたりすることです。

茂みの中に入る際には、周りにスズメバチが飛んでいないかを確認しながら、入っていくことをおすすめします。

万が一、巣に遭遇してしまい、大量のスズメバチに襲われた場合は、全力で逃げるしかありません。
しかし、1〜数匹のスズメバチでしたら、それほど心配せずに、じっとしておきましょう。時に、帽子や服の上にとまったりすることもありますが、払いのけずにじっとしていると、飛んでいきます。

また、最近では、忌避剤「スズメバチサラバ」が販売されていますので、携帯しておけば安心できますね。

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